京都では大学院の入試で面接の際、作品を見せて説明しなければならない場合があります。
毎年、赤帽杉原運送へは京都市内や近隣の他府県からのご依頼があります。
作品点数は3点と決まっていて大きさもまちまちですがほとんどの受験生はF150号(2273×1818)といった
大きな作品が3点中1点は入っています。
内部受験生は教室から運んでくるだけなので皆さん大きな作品をぞくぞくと会場へ運んできます。
試験は午前中に小論と美術学科のテスト、午後に提出作品の搬入が行われます。
つまり試験の前日に作品を赤帽がお預かりして翌日、搬入ということになります。
そして翌日から作品を見せての面接となります。
面接は2日~3日間で行われ面接が終わって作品搬出となります。
基本的には作品は持込みなので送ることはできません。昨年も神奈川県の赤帽さんが来てました。
国公立の芸術大学は学部によって作品提出が義務とされている場合が多いです。
京都市内の美術芸術大学から受験される場合は運賃もそれほど高くはないですが他府県、まして関東からだと
相当な金額になってしまいます。
赤帽杉原運送も神奈川県相模原市の女子美術大学へ行ったことがありますがそれなりの運賃を頂きました。
受験の為に高額な運賃を払ってまでといった方々も多く先日、赤帽杉原運送が搬出に行っていた時に
待っておられたお母様に声をかけられ少し話しました。
愛知県からの受験生で新幹線に手持ちで運べる大きさが50号サイズだったので50号の作品を手荷物で持ってきたと。
また兵庫県からの受験生のお父様は会社のハイエースを借りて積めるサイズで持ってきたと。
などなど受験生の皆さんやご家族の皆さん達、それぞれご苦労されていました。
12月にも当店へは教育大学の美術領域専攻に受験される受験生の提出作品の搬入以来も届いています。
大阪の高校からですが昨年、受験された先輩のお母様からの紹介でした。
来年になれば東京芸大、愛知県芸、金沢美術工芸大といった国公立の大学院受験も始まります。
当店では美術、芸術を志す受験生の合格を祈願しながら責任を持って大切な作品を運ばせていただきます。